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世界で最も多い死亡原因は感染症によるもので、結核・HIV・マラリアは世界三大感染症とも言われています。

2015年には世界中の人々を震撼させたエボラ出血熱が西アフリカを中心に広がり多くの死者を出しました。その際は日本でも連日ニュースになり、疑いのある入国者を隔離するなどの対策がみられました。日本では毎年インフルエンザが流行していますが、高度な医療技術や衛星環境が整っているおかげで、感染症で死亡するケースはほとんどありません。

フィリピンでは感染症が流行すると死に至ることもあります。それは感染症の致死率が高いことや、貧困がゆえに治療を受けられないということなどが原因です。今回は日本ではみられないフィリピン特有の感染症とその対策をお伝え致します。

フィリピンでかかりやすい病気と対策

・食中毒

食後まもなく腹痛や嘔吐、下痢や発熱などの症状があります。

多くは生水や食品の加熱不足が原因です。フィリピンは衛生環境があまり良くありません。気温が高いことはもちろんですが、衛生管理も甘いのが実情です。生水に関しては日本とは違い殺菌・浄化されていません。多くの現地人は免疫ができているのでお腹を壊しませんが、一部のフィリピン人はミネラルウォーターを買っています。

慣れていない日本人はフィリピンの水道水を飲むとお腹を壊してしまいますし、生野菜やフルーツからも食中毒を起こすことがあります

対策は新鮮なものを食すのが最適ですが、完璧に避けることは難しいこともあります。屋台などのローカルレストランではメニュー選びにも十分に注意しましょう。出される氷にも気を付けて下さい。コレラ菌の場合は2日程の潜伏期間があり、熱はなく下痢などの症状が出ます。

手洗いは基本ですが、手洗い場がない場合もあるのでそのためにアルコール消毒を持ち歩きしましょう!

・デング熱

2014年に日本でも話題になったデング熱です。デングウイルスを有する蚊に刺されると感染します。潜伏期間は1週間程で、発熱、発疹、関節痛などの症状があります。

デング熱は3年周期で大流行するといわれていますが、フィリピンでは毎年感染者が出ています。デング熱はフィリピン全土で発生し、バケツや空き缶などに溜まった水からも幼虫が発生します。2015年にはフィリピンでデング熱ワクチンの予防接種ができるようになりました。

対策はとにかく蚊に刺されないようにすることです。露出の少ない服装や虫除けスプレーで対策しましょう。現地で手に入れるものの方が効果があります。

・マラリア

献血をする際に、海外(アフリカや東南アジアなど)から帰国して4週間以内の方は献血をご遠慮くださいと言われることがあります。原因の一つがこのマラリアで、血液を介して感染します。デング熱と同じく蚊に刺されることでマラリア原虫が赤血球中に入り感染します。

マラリアには熱帯熱、三日熱、四日熱、卵形の4種類あり、感染した種類によって症状が異なりますが、発熱と解熱を繰り返したり、肝障害が起こることもあります。熱帯熱は他の種類に比べて発熱が続き、重症化し死亡することもあります。

マラリアはフィリピンではミンダナオ島やパワラン島などの一部の地域で発生しますが、都市部のマニラやセブ島でのリスクはありません

対策はデング熱と同じく蚊に刺されないことと予防薬を接種することです。

・狂犬病

狂犬病に感染して発症するとほぼ死に至る危険な病気です。狂犬病ウイルスを有する犬に噛まれたり、傷口や粘膜を舐められたりすると感染します。前駆期は悪寒や発熱、嘔吐など、急性期には水(液体)を飲もうとすると喉の筋肉が痙攣してしまい、強烈な痛みを伴う症状があります。そのため恐水症と呼ばれることもあります。

対策は犬との接触を避けることです。飼い犬であっても、日本のように犬の予防接種はほとんどしませんので注意してください。万が一噛まれてしまったら、すぐに消毒をし、発症を予防するためのワクチンを医療機関で接種してください。

いかがでしたか?ほかにA型肝炎やはしかなどもフィリピンで感染する病気です。フィリピンへ渡航する際は肝炎や狂犬病のワクチンを接種して予防しましょう。現地でのワクチン接種医療機関情報も外務省のホームページに載っていますのでご確認下さい。

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